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DNS プリフェッチ

ブラウザーがリンク先のドメイン名を事前に名前解決しておく最適化技術。リンククリック時の表示速度を短縮する。

2026 年 10 月 16 日 / 約 1 分で読めます

リダイレクト

DNS プリフェッチ (DNS Prefetch) とは、ブラウザーがユーザーのクリックを予測して、リンク先ドメインの DNS 解決 (ドメイン名から IP アドレスへの変換) を事前に実行しておく最適化技術です。実際にリンクをクリックしたとき、DNS 解決が完了済みのため、その分だけページの読み込みが早く始まります。どれだけ短縮できるかは回線や DNS キャッシュの状況によって変わります。

DNS 解決にかかる時間は回線品質や DNS キャッシュの有無で変わり、モバイル回線では長くなりやすい部分です。DNS プリフェッチはこの待ち時間をクリック前に済ませておく技術です。HTML の head 内に <link rel="dns-prefetch" href="https://example.com/"> と記述するだけで有効になり、href にはスキームを含めた URL を指定します。

短縮 URL のリダイレクト速度を改善する手段として DNS プリフェッチは有効です。短縮 URL をクリックすると、まず短縮 URL サービスのドメインの DNS 解決が行われ、次にリダイレクト先ドメインの DNS 解決が行われます。リダイレクト先のドメインを事前にプリフェッチしておけば、2 回目の DNS 解決を省略でき、体感速度が向上します。

DNS プリフェッチに関連する技術として、preconnect (DNS 解決 + TCP 接続 + TLS ハンドシェイクを事前実行)、prefetch (リソース全体を事前ダウンロード)、prerender (ページ全体を事前レンダリング。ただし現在は非推奨で、ページ単位の先読み指定は Speculation Rules API に引き継がれています) があります。リソース消費と効果のバランスでは、dns-prefetch が最も軽量で副作用が少ないため、外部ドメインへのリンクが多いページで積極的に使えます。

注意点として、DNS プリフェッチは DNS サーバーへのリクエストを増加させます。ページ内のすべての外部リンクにプリフェッチを設定すると、DNS サーバーへの負荷が増えるため、重要なリンク先に絞って設定するのが望ましいです。また dns-prefetch が効くのは別オリジンのドメインに対してだけです。自分のサイトのドメインはページを読み込んだ時点ですでに解決済みなので、指定しても効果はありません。preconnect を使う場合も同じドメインに dns-prefetch を併記しておくと、preconnect に対応しないブラウザーでも DNS 解決だけは先に済ませられます。

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関連用語

DNS 解決

ドメイン名を IP アドレスに変換するプロセス。 Web ページへのアクセス速度に直接影響する基盤技術。

ページスピード

Web ページの読み込み速度。 Core Web Vitals の重要な構成要素であり、SEO ランキングとユーザー体験に直接影響する。

キャッシュ

一度取得したデータを一時的に保存し、次回のアクセスを高速化する仕組み。ブラウザーや DNS で広く使われる。

CDN

世界各地に配置されたサーバーからコンテンツを配信するネットワーク。表示速度の向上と負荷分散を実現する。

TTL

Time To Live の略。 DNS レコードやキャッシュの有効期間を秒数で指定する値。リダイレクトの反映速度に影響する。

プリレンダリング

ユーザーがリンクをクリックする前にページ全体を事前にレンダリングしておく最適化技術。クリック後の表示を瞬時にする。

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よくある質問

DNS プリフェッチの設定方法は?
HTML の <head> 内に <link rel="dns-prefetch" href="https://example.com/"> を追加するだけです。href にはスキームを含めた URL を指定します。かつては //example.com のようにスキームを省略する書き方が広く紹介されていましたが、現在の公式ドキュメントの例はスキーム込みの URL です。
DNS プリフェッチと preconnect の違いは?
dns-prefetch は DNS 解決のみを事前実行します。preconnect は DNS 解決に加えて TCP 接続と TLS ハンドシェイクも事前実行するため、効果は大きいですがリソース消費も多くなります。重要な外部リソースには preconnect、それ以外には dns-prefetch が適切です。
DNS プリフェッチにデメリットはありますか?
DNS サーバーへのリクエストが増加します。大量のドメインにプリフェッチを設定すると、ユーザーのネットワーク帯域と DNS サーバーに余計な負荷がかかります。実際にクリックされる可能性が高いリンク先に絞って設定してください。

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