QR コード AR (拡張現実) とは、QR コードのスキャンをトリガーとして、スマートフォンのカメラ映像上に 3D オブジェクト、アニメーション、インタラクティブコンテンツを重畳表示する技術です。従来の QR コードが単なる URL 遷移に留まるのに対し、AR 連携により物理空間とデジタル体験を融合させます。
実装方式として、(1) WebAR (ブラウザベース、アプリ不要) と (2) ネイティブ AR (ARKit/ARCore、専用アプリ必要) の 2 種類があります。WebAR は 8th Wall や A-Frame などのフレームワークで実現でき、QR コードから短縮 URL 経由で WebAR ページに遷移させる構成が一般的です。アプリのインストールが不要なため、コンバージョン率が高い傾向にあります。
活用事例として、(1) 商品パッケージの QR コードから 3D モデルを表示して使用方法を説明、(2) イベント会場のポスターから AR フォトフレームを起動、(3) 不動産広告から物件の 3D ウォークスルーを体験、(4) 教育教材から解剖模型や分子構造を立体表示、などがあります。
短縮 URL との組み合わせの利点は、QR コードに格納する URL を短くすることで QR コードの版数を下げ、印刷サイズを小さくできる点です。また、動的 QR コード (リダイレクト先を後から変更可能) と組み合わせれば、AR コンテンツの差し替えを QR コードの再印刷なしに実現できます。