動的 URL QR コードとは、QR コードに直接リンク先の URL を埋め込むのではなく、短縮 URL (中間 URL) を埋め込むことで、QR コード自体を変更せずにリダイレクト先を後から変更できる仕組みです。
通常の QR コード (静的 QR コード) は、エンコードされた URL を変更できません。リンク先を変えたい場合は QR コードを再生成し、印刷物を刷り直す必要があります。動的 URL QR コードなら、リダイレクト先の差し替えに対応しているサービスであれば、管理画面で遷移先を変更するだけで、既に印刷・配布済みの QR コードが新しいページに誘導されます。
活用例は豊富です。レストランのメニュー QR コードで季節メニューのページを切り替える、イベントのチラシ QR コードで開催前は告知ページ、開催後はアーカイブページに切り替える、商品パッケージの QR コードでキャンペーンページを期間ごとに更新するなど、印刷物の寿命を超えてリンク先を管理できます。
コスト面のメリットも大きいです。大量に印刷したチラシやポスターの QR コードが間違ったページを指していた場合、静的 QR コードなら全量刷り直しですが、動的 URL QR コードならリダイレクト先を修正するだけで済みます。印刷コストの節約効果は、大規模なキャンペーンほど顕著です。
技術的には、短縮 URL のリダイレクトの仕組みをそのまま別の用途に使ったものです。QR コードには遷移先そのものではなく短縮 URL をエンコードし、印刷済みの QR コードはその短縮 URL が後から指す先に付いていきます。ただし、作成済みの短縮 URL の遷移先を後から差し替えられるかはサービスごとに異なるため、印刷に回す前に確認しておくのが安全です。スキャン数の計測を併せて使えるサービスもありますが、計測できる範囲もサービスによって変わります。