QR コード SVG とは、QR コードを SVG (Scalable Vector Graphics) 形式で出力する技術である。ラスター画像 (PNG、JPEG) と異なり、SVG はベクター形式で、図形を表示の大きさに合わせて描くため解像度に依存しない。MDN は、SVG の画像はどの大きさでも品質を落とさずに描画できると説明している (2025 年 10 月時点)。
SVG 形式の QR コードには複数の技術的利点がある。第一に、ファイルの大きさが表示や印刷の解像度に左右されない。第二に、HTML に直接埋め込んだ SVG は CSS のスタイルの対象になり、ダークモード対応やホバーエフェクトの追加に使われる。第三に、DOM 要素として JavaScript から操作でき、動的な色変更やアニメーションを実装できる。
短縮 URL サービスで QR コード SVG を提供する際の実装ポイントとして、SVG 内のパス要素を最適化し冗長なデータを削減すること、viewBox 属性で適切なアスペクト比を設定すること、クワイエットゾーン (余白) を SVG 内に含めることが挙げられる。クワイエットゾーンについて、デンソーウェーブは QR コードの四辺に 4 モジュール分の余白が要るとしている (2026 年 10 月時点)。ダウンロード機能では SVG のほか、ユーザーの用途に応じて PNG や PDF への変換オプションも提供する例がある。
印刷用途では、SVG をそのまま入稿データとして使える場合がある。Web 用途では、インライン SVG として HTML に直接埋め込むことで画像を取得する HTTP リクエストを 1 つ減らせる。