国際化ドメイン名 (IDN: Internationalized Domain Name) とは、ASCII 文字以外の文字 (日本語、中国語、アラビア文字、キリル文字など) を含むドメイン名です。内部的には Punycode (RFC 3492) によって ASCII 互換エンコーディング (ACE) に変換され、DNS システムで処理されます。例えば「例え.jp」は「xn--r8jz45g.jp」として解決されます。
短縮 URL サービスとの関連では、IDN を短縮 URL のカスタムドメインとして使用するケースがあります。日本語ドメイン (例: 短縮.jp) をブランドドメインとして設定すれば、日本語話者にとって記憶しやすい短縮 URL を生成できます。ただし、メールやチャットでの共有時に Punycode 表記になる環境があるため、可読性が損なわれるリスクがあります。
セキュリティ上の懸念の一つにホモグラフ攻撃があります。キリル文字の「а」(U+0430) とラテン文字の「a」(U+0061) は見た目がほぼ同じため、正規のドメインに似せた偽ドメインがフィッシングに使われることがあります。Chrome は、異なる文字体系 (スクリプト) の紛らわしい混在や、1 つの文字体系だけで綴った紛らわしいラベルを Punycode で表示し、Firefox も表示の規則に合わないラベルを Punycode で表示します (2026 年 10 月時点の Chromium と Mozilla の文書)。
短縮 URL サービスの側の対策には、IDN を含む URL の登録時にホモグラフを検出し、既知のフィッシングパターンをブロックする方法があります。