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リンクプリフェッチ

ユーザーがクリックする前にリンク先のリソースをバックグラウンドで事前取得するブラウザ機能。体感的なページ遷移速度を向上させる。

2026年1月5日 · 約 1 分で読めます

リダイレクト

リンクプリフェッチとは、ユーザーがリンクをクリックする前にブラウザがリソースを事前取得し、ページ遷移の体感速度を向上させる技術である。HTML の <link rel="prefetch"> タグを記述すると、ブラウザはアイドル時間を利用して指定リソースをキャッシュに格納する。近年では Speculation Rules API が登場し、より柔軟な条件指定でプリフェッチやプリレンダリングを制御できるようになった。

プリフェッチの仕組みは単純で、ブラウザが低優先度のリクエストを発行し、レスポンスをディスクキャッシュに保存する。ユーザーが実際にリンクをクリックした時点でキャッシュからリソースを読み込むため、ネットワーク待ち時間がほぼゼロになる。Speculation Rules API では JSON 形式でルールを定義し、URL パターンやユーザーの行動 (ホバー、ポインター移動) をトリガーに事前取得を開始できる。

短縮 URL サービスにおいてプリフェッチは特に有効である。短縮 URL はリダイレクトを経由するため、通常は 1 往復分のレイテンシが追加される。しかしリダイレクト先 URL をプリフェッチしておけば、ユーザーがクリックした瞬間に最終ページが表示される。リンク一覧ページやメールマガジンのプレビュー画面で、ホバー時にリダイレクト先をプリフェッチする実装が効果的だ。

ただし注意点もある。プリフェッチはユーザーが実際に訪問しないページのリソースも取得するため、モバイル回線ではデータ消費が増加する。またプリフェッチリクエスト自体がアクセスログに記録されるため、クリック数の正確な計測が困難になる場合がある。プライバシーの観点では、ユーザーが意図しないサイトへのリクエストが発生する点に配慮が必要だ。Data Saver モードの検出や、ユーザー設定による制御を組み合わせて実装することが望ましい。

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