マイクロ QR コードとは、通常の QR コードよりも小型の規格です。位置検出パターン (ファインダーパターン) が通常の 3 つに対して 1 つだけであり、限られたスペースへの印刷に適しています。 JIS X 0510 で規格化されています。
通常の QR コードとの最大の違いはサイズです。マイクロ QR コードの最小バージョン (M1) は 11×11 モジュールで、通常の QR コードの最小バージョン (1) の 21×21 モジュールの約半分のサイズです。電子部品のラベル、小型の製品パッケージ、医療機器の識別など、印刷面積が極めて限られる用途で使われます。
ただし、マイクロ QR コードにはデータ容量の制約があります。最大バージョン (M4) でも数字 35 文字、英数字 21 文字、バイナリ 15 バイトが上限です。通常の QR コードが数千文字を格納できるのに対し、大幅に少ないデータしか扱えません。 URL を格納する場合、短縮 URL (20 〜 30 文字程度) であればギリギリ収まりますが、長い URL は格納できません。
スマートフォンの標準カメラアプリでのマイクロ QR コードの読み取り対応は、通常の QR コードほど普及していません。一般消費者向けの用途では通常の QR コードを使い、マイクロ QR コードは産業用途に限定するのが現実的です。関連書籍は Amazon でも探せます。