ダークパターン (Dark Pattern) とは、ユーザーを騙したり混乱させたりして、本来意図していない行動 (購入、登録、個人情報の提供など) に誘導する、欺瞞的な UI/UX デザイン手法の総称です。UX デザイナーの Harry Brignull 氏が 2010 年に始めたサイト (旧 darkpatterns.org、現在の Deceptive Patterns) が、手法の分類と呼び名を示してきました。
Deceptive Patterns の分類 (2026 年 10 月時点) には、確認シェイミング (「いいえ、お得な情報は不要です」のように断る選択肢に罪悪感を与える表現)、隠れたコスト (決済の段階で予期しない手数料や料金が分かる)、解約しにくい仕組み (登録は簡単だが解約が難しい)、隠れた定期購入 (はっきりした説明や同意なしに定期の支払いに登録される)、視覚的な妨害 (必要な情報を隠したり見えにくくしたりする) などがあります。
短縮 URL サービスとダークパターンの関係は 2 つの側面があります。第一に、短縮 URL のリダイレクト先ページでダークパターンが使われるケース (偽の「ダウンロード」ボタン、閉じにくい広告など)。第二に、短縮 URL サービス自体がダークパターンを使うケース (無料プランから有料プランへの誘導で確認シェイミングを使うなど) です。
EU では、欧州委員会のデジタルサービス法 (DSA) の解説 (2026 年 10 月時点) が、攻撃的なポップアップや紛らわしい同意ボタンなどのダークパターンの禁止を挙げています。
ダークパターンの対極にあるのが「ブライトパターン」(倫理的なデザイン) です。ユーザーの意思決定を尊重し、透明性の高い UI を設計する考え方で、短期的なコンバージョン率よりも長期的な信頼を重んじます。