コホート分析 (Cohort Analysis) とは、同じ時期に同じ行動 (初回訪問、会員登録、初回購入など) を行ったユーザーを 1 つのグループ (コホート) としてまとめ、そのグループの行動を時系列で追跡する分析手法です。
たとえば「1 月に初回訪問したユーザー」をコホートとして、2 月、3 月、4 月にそのユーザーの何% がサイトに再訪問したかを追跡します。これにより、ユーザーの定着率 (リテンション率) の推移を把握できます。
コホート分析が通常のアクセス解析と異なるのは、「いつ獲得したユーザーか」という時間軸を加える点です。全体の月間アクティブユーザー数が増えていても、コホート分析で見ると新規ユーザーの定着率が低下している (穴の開いたバケツ状態) ことが判明する場合があります。
短縮 URL のキャンペーン分析にコホート分析は有効です。「4 月のキャンペーンリンクをクリックしたユーザー」をコホートとして、その後のサイト訪問頻度、購入率、LTV (顧客生涯価値) を追跡できます。異なる時期のキャンペーンコホートを比較することで、どのキャンペーンが最も質の高いユーザーを獲得したかを評価できます。
Google Analytics 4 では「探索」→「コホートデータ探索」でコホート分析を実行できます。設定するのは、コホートへの登録条件 (初回接触 = ユーザー獲得日、あるいは特定のイベントやトランザクションの発生)、セルに表示する指標 (アクティブユーザー数など)、コホートの粒度 (毎日、毎週、毎月) です。粒度の「毎週」は任意の連続した 7 日間ではなく日曜日から土曜日までの区切りとして扱われるため、月曜始まりで運用しているキャンペーンでは 1 日ずれた集計になります。