セッションリプレイとは、Web サイト上でのユーザーの操作 (マウス移動、クリック、スクロール、キー入力、ページ遷移) を記録し、後から動画のように再生できる分析手法です。短縮 URL 経由で流入したユーザーがランディングページでどのように行動したかを、数値データではなく視覚的に把握できます。
技術的には、DOM の変更をイベントストリームとして記録する方式が主流です。rrweb などのオープンソースライブラリや、Fullstory、Hotjar、Microsoft Clarity などの SaaS が代表的なツールです。スクリーンショットの連続撮影ではなく、DOM 差分の記録であるため、データ量を抑えつつ高精度な再現が可能です。
短縮 URL マーケティングとの連携では、UTM パラメータやリファラー情報とセッションリプレイを紐付けることで、「どの短縮 URL から来たユーザーが、どこで離脱したか」を具体的に特定できます。A/B テストの結果を数値だけでなく行動パターンとして理解する際に特に有効です。
プライバシーへの配慮として、パスワード入力欄やクレジットカード番号などのセンシティブフィールドは自動的にマスキングする設定が必須です。EU では、分析目的のスクリプトが利用者の端末に情報を保存したり端末内の情報を読み出したりする場合、あらかじめ明確かつ包括的な情報を提供したうえで同意を得ることが条件とされています (ePrivacy 指令 5 条 3 項・2009 年の改正後)。実務上は同意管理バナーでの告知と同意取得がこれに対応し、記録した内容が個人データを含む場合は GDPR も併せて適用されます。