スクロール深度 (Scroll Depth) とは、ユーザーが Web ページをどこまで下にスクロールしたかをパーセンテージで示す指標です。たとえばページの 25%、50%、75%、100% の各地点への到達率を計測します。
スクロール深度が重要な理由は、ページビュー数や滞在時間だけでは「ユーザーが実際にコンテンツを読んだか」が分からないためです。ページを開いたまま別のタブに移動していれば滞在時間は長くなりますが、コンテンツは読まれていません。スクロール深度は、ページのどこまでが画面に表示されたかを示します。
Google Analytics 4 (GA4) では、拡張計測機能の「スクロール数」を有効にすると、各ページで縦方向 90% の深さまで初めて表示された時点で scroll イベントが送信されます (2026 年 10 月時点の Google のヘルプの記載)。より細かい計測 (25%、50%、75% の各地点) が必要な場合は、Google Tag Manager でカスタムトリガーを設定できます。
キャンペーンの短縮 URL の遷移先ページでは、CTA ボタンの位置までユーザーがスクロールしているかを確認できます。もし 50% 地点で大半のユーザーが離脱しているなら、CTA をページ上部に移動する、50% 地点のコンテンツを見直すといった対応があります。
スクロール深度とヒートマップを組み合わせると、さらに詳細な分析が可能です。スクロール深度は「どこまで表示されたか」を、ヒートマップはクリックや注目の集まった位置を色の濃淡で示します。両者を照合すると、改善する箇所の候補を絞り込めます。