パッセージインデキシングとは、Google が 2021 年に導入した検索技術で、Web ページ全体ではなくページ内の特定の段落 (パッセージ) を独立して関連性評価の対象とする仕組みである。これにより、長文ページの一部分が検索クエリに高い関連性を持つ場合、そのページが検索結果に表示されやすくなる。
従来の検索エンジンはページ全体のテーマ性を評価していたため、多数のトピックを含む長文ページは特定のクエリに対する関連性スコアが希薄化する傾向があった。パッセージインデキシングはこの問題を解決し、ページ内の各セクションを個別に評価することで、埋もれていた有用な情報を検索結果に浮上させる。Google によれば、この技術は全検索クエリの約 7% に影響を与えている。
用語集ページはパッセージインデキシングの恩恵を特に受けやすい。各用語の解説が独立したセクションとして構造化されていれば、個々の用語が「○○とは」系の検索クエリに対して個別に評価される。見出しタグ (h2、h3) による明確なセクション分割と、各セクション冒頭での簡潔な定義文の配置が効果的である。
短縮 URL サービスのブログや FAQ ページでも、質問ごとに明確なセクション分けを行うことで、ロングテールクエリからの流入増加が期待できる。ただし、パッセージインデキシングはあくまでランキングシステムの一部であり、ページ全体の品質や E-E-A-T が低ければ効果は限定的である点に留意すべきである。