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QR コード誤り検出

QR コードに埋め込まれたチェックサムにより、読み取りデータの破損を検知する仕組み。誤り訂正とは異なり、修復は行わない。

2026 年 9 月 6 日 / 約 1 分で読めます

QR コード

QR コード誤り検出とは、QR コードから読み取ったデータに誤りが含まれているかどうかを判定する仕組みです。QR コードのデータ領域はコードワード (1 コードワード = 8 ビット) という単位で構成され、この領域にはリード・ソロモン符号が付加されています。リード・ソロモン符号はバイト単位で訂正を行うため、汚れや欠けのように一箇所に集中した誤りに強い性質があります。誤り訂正がデータそのものを復元するのに対し、誤り検出は「データが正しいか否か」の判定を担います。

QR コードの構造上、フォーマット情報 (15 ビット) と版情報 (18 ビット) には、データ領域とは別に BCH(15,5) と BCH(18,6) の符号が用意されています。スキャナーはまずフォーマット情報を正しく読み取れたかを確かめてから、データ領域の復号に進みます。

誤り検出が重要な理由は、誤ったデータを正しいと誤認してリダイレクトすることを防ぐためです。短縮 URL を格納した QR コードで 1 ビットでも誤読が発生すると、全く別の URL に遷移する危険性があります。誤り検出により、スキャナーは「読み取り失敗」としてユーザーに再スキャンを促すことができます。

実用上の注意点として、誤り検出の信頼性は QR コードの印刷品質と環境条件に依存します。汚れ、折れ、光の反射などで検出限界を超える誤りが発生した場合、誤り訂正レベル (L/M/Q/H) の選択が最終的な読み取り成功率を左右します。

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関連用語

QR コードエラー訂正

QR コードの一部が汚れたり破損したりしても、データを復元できる機能。 4 段階のレベルから選択できる。

QR コードバージョン

QR コードのサイズを決定する規格番号。バージョン 1 (21x21) からバージョン 40 (177x177) まで 40 段階ある。

QR コード容量

QR コードに格納できるデータの最大量。バージョンとエラー訂正レベルの組み合わせで決まる。

QR コードエンコーディング

データを QR コードのパターンに変換するプロセス。数字、英数字、バイナリ、漢字の 4 つのモードがある。

スタティック QR コード

データが直接埋め込まれた QR コード。リダイレクトを経由せず、オフラインでも読み取り可能だが、後から内容を変更できない。

QR コードの最小サイズ

QR コードが正しく読み取れる最小の印刷サイズ。データ量、印刷品質、読み取り距離によって決まる。

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