短縮 URL サービス SLA (Service Level Agreement) とは、サービス提供者がユーザーに対して保証する稼働率、応答時間、データ保持期間などの品質基準を定めた合意文書である。ビジネスでの利用においては、SLA の内容がサービス選定の判断基準の 1 つとなる。
SLA で定義される主要な指標は 3 つある。第一に稼働率保証で、99.9% なら年間のダウンタイムは約 8.7 時間、99.99% なら約 52 分にあたる。第二にリダイレクト応答時間で、P95 (95 パーセンタイル) などの値で定める。第三にデータ保持期間で、作成した短縮 URL がいつまで有効に機能するかを保証する。
SLA 違反時の補償には、サービスクレジット (今後の利用料からの割引) がある。例えば Amazon CloudFront の SLA (2022 年 5 月時点) では、月間稼働率が 99.9% を下回ると利用料の 10%、99.0% を下回ると 25%、95.0% を下回ると 100% がクレジットになる。SLA には除外の条件が定められるのが一般的で、何が除外されるかは各サービスの SLA の本文で確かめる必要がある。
短縮 URL サービスを選定する際は、SLA の数値だけでなく、測定方法 (外部監視か内部監視か)、障害報告の透明性 (ステータスページの有無)、過去のインシデント履歴も確認すべきである。無料プランに SLA があるかどうかも確かめ、ビジネスクリティカルな用途では有料プランの SLA を精査した上で導入を判断することが重要である。