データ保持期間 (Data Retention Period) とは、Web 解析ツールやサービスが収集したユーザーデータを保存し続ける期間のことです。期間を過ぎたデータは自動的に削除されるか、匿名化されます。
データ保持期間が注目される背景には、GDPR (EU 一般データ保護規則) や日本の個人情報保護法などのプライバシー規制があります。GDPR は「目的に必要な期間を超えて個人データを保持してはならない」と定めており、無期限のデータ保持は法的リスクを伴います。
Google Analytics 4 (GA4) のデフォルトのデータ保持期間は 2 か月です。管理画面で 14 か月に延長できますが、それ以上は不可能です。これは GA4 がプライバシー重視の設計に移行したことを反映しています。一方、BigQuery へのエクスポートを設定すれば、データを無期限に保持できます。
短縮 URL サービスのデータ保持期間はサービスによって大きく異なります。無料プランでは 30 日〜90 日程度でクリックログが削除されるサービスもあれば、有料プランで無期限保持を提供するサービスもあります。長期的なキャンペーン分析やトレンド比較を行うには、データ保持期間の長いサービスを選ぶか、定期的にデータをエクスポートしてバックアップする必要があります。
データ保持期間の設計では、分析ニーズとプライバシーのバランスが重要です。マーケティング分析には最低 13 か月 (前年同月比較のため) のデータが必要ですが、個人を特定できるデータ (IP アドレス、Cookie ID など) は必要最小限の期間で削除または匿名化すべきです。関連書籍は Amazon でも探せます。