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証明書ピンニング

アプリケーションが信頼する TLS 証明書を事前に固定し、中間者攻撃による偽証明書の差し替えを検出および拒否するセキュリティ技術。

2026 年 10 月 31 日 / 約 1 分で読めます

セキュリティ

証明書ピンニングとは、アプリケーションが通信先サーバーの TLS 証明書 (または公開鍵) を事前に固定し、接続時に提示された証明書が固定値と一致しない場合に通信を拒否するセキュリティ技術である。不正な認証局が発行した偽の証明書を使う中間者攻撃 (MITM) への対策として使われる。

モバイルアプリでの実装の例として、iOS では URLSession のデリゲートメソッド、Android では Network Security Config で証明書の公開鍵のハッシュ値を指定する。短縮 URL アプリでは、リダイレクト先の取得時に MITM 攻撃を受けると、ユーザーが悪意あるサイトに誘導される危険がある。

かつて Web ブラウザー向けには HTTP Public Key Pinning (HPKP) が標準化されていたが、Google は利用の少なさとサービス拒否などのリスクを理由に、Chrome 72 で HPKP を削除すると告知している。Certificate Transparency (CT) は、発行された証明書を公開のログに記録し、不正な発行を見つけられるようにする仕組みである。

証明書ピンニングの運用上の課題は、証明書のローテーション時にアプリの更新が必要になる点である。バックアップピンの設定や、中間証明書レベルでのピンニングにより、ローテーション時の影響を緩和できる。

短縮 URL サービスでは、API 通信の保護に証明書ピンニングを使い、CT ログの監視で不正な証明書の発行を検出する組み合わせ方もある。

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関連用語

SSL/TLS

Web 通信を暗号化するセキュリティプロトコル。 HTTPS の基盤技術であり、データの機密性と完全性を保証する。

Certificate Transparency

SSL/TLS 証明書の発行を公開ログに記録し、不正な証明書の発行を検出する仕組み。 Web の信頼性基盤を強化する。

中間者攻撃

通信の途中に攻撃者が割り込み、データを盗聴または改ざんするサイバー攻撃。 HTTPS の普及で対策が進んでいる。

HSTS

HTTP Strict Transport Security の略。ブラウザーに HTTPS 接続を強制するセキュリティ機構。中間者攻撃の防止に効果的。

HTTPS

HTTP に SSL/TLS による暗号化を追加した通信プロトコル。 Web サイトのセキュリティと信頼性の基盤。

QR コードセキュリティ

QR コードに関連するセキュリティリスクと対策。フィッシング、マルウェア配布、QRishing などの脅威に対処する。

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