リダイレクトバジェットとは、検索エンジンのクローラー (Googlebot など) が 1 回のクロールセッションで追跡するリダイレクトの上限回数を指す概念です。Google は公式に「5 回以上のリダイレクトチェーンは追跡を打ち切る可能性がある」と述べており、これを超えるとインデックス登録に悪影響を及ぼします。
短縮 URL サービスとの関連は直接的です。短縮 URL を経由するリンクは、最低でも 1 回のリダイレクトを追加します。元の URL が既にリダイレクトを含んでいる場合 (HTTP→HTTPS、www→non-www、旧パス→新パスなど)、短縮 URL を加えることでリダイレクトチェーンが 3-4 段に膨らむことがあります。
SEO への影響として、(1) クローラーがリダイレクトチェーンの途中で追跡を断念し、最終ページがインデックスされない、(2) リダイレクトごとにリンクジュース (PageRank) が減衰する (Google は「ほぼ 100% 渡る」と述べているが、チェーンが長いほど不確実性が増す)、(3) クロールバジェットの浪費 (リダイレクトの追跡にクロール予算が消費される) があります。
対策として、(1) 短縮 URL のリダイレクト先は最終的な正規 URL を直接指定する (中間リダイレクトを含まない)、(2) 301 リダイレクトを使用して検索エンジンにリンク価値の移転を明示する、(3) サイトマップには短縮 URL ではなく正規 URL を記載する、(4) 定期的にリダイレクトチェーンの段数を監視し、3 段以上のチェーンを解消する、という運用が推奨されます。