301 リダイレクトとは、「この URL は恒久的に移転しました」とブラウザや検索エンジンに伝える HTTP ステータスコードです。 RFC 7231 で定義されており、 Web サイトの URL 変更やドメイン移行で最も頻繁に使われるリダイレクト方式です。
301 の最大の特徴は、 SEO 評価 (リンクジュース) を移転先に引き継げる点にあります。 Google は公式に「 301 リダイレクトはページランクの損失なく転送される」と明言しており、サイトリニューアルやドメイン変更の際に 301 を使わないと、それまで蓄積した検索順位を失うリスクがあります。実務では、旧 URL から新 URL への 301 設定を漏れなく行うことが、移行プロジェクトの最重要タスクです。
よくある誤解として「 302 でも SEO 評価は引き継がれる」というものがありますが、これは不正確です。 Google は 302 を一時的な転送と解釈するため、長期間 302 のままにすると旧 URL がインデックスに残り続け、新 URL の評価が蓄積されません。恒久的な移転には必ず 301 を使用してください。
短縮 URL サービスでは、 301 と 302 の使い分けが設計上の重要な判断になります。 301 はブラウザがリダイレクト先をキャッシュするため、 2 回目以降のアクセスがサーバーを経由せず、クリック数を正確に計測できなくなります。そのため、クリック解析が必要な短縮 URL では 302 が採用されるケースが多いです。一方、 SEO 目的のリンク (canonical URL への誘導など) では 301 が適切です。関連書籍は Amazon でも探せます。