Referrer-Policy とは、HTTP レスポンスヘッダーでリファラー情報の送信範囲を制御するセキュリティ機構です。ページ遷移時にどの程度のリファラー情報を次のページに送信するかを、サイト運営者が細かく制御できます。
MDN Web Docs (2026 年 9 月時点) が挙げるポリシー値には、no-referrer (リファラーを一切送信しない)、origin (オリジンのみ送信、パスとクエリ文字列は除外)、strict-origin-when-cross-origin (同一オリジンではフル URL、クロスオリジンではオリジンのみ、HTTPS → HTTP では送信しない) などがあります。同じ文書は、ポリシーが指定されていない場合のデフォルトを strict-origin-when-cross-origin と説明しています。 Chrome for Developers のブログ (2020 年 7 月) によると、Chrome はバージョン 85 からこの値を段階的にデフォルトにする計画でした。
Referrer-Policy の設定が関わるケースとして、URL にセンシティブな情報 (セッション ID、検索クエリ、ユーザー ID など) が含まれる場合があります。リファラーとしてフル URL が送信されると、これらの情報が外部サイトに渡ることがあります。 origin ポリシーを設定すると、送信されるのはオリジンだけになり、パスやクエリ文字列に含まれる情報は送信されません。
短縮 URL サービスでは、リダイレクト時のリファラー送信ポリシーがクリック解析の精度に影響します。 no-referrer を設定すると、リダイレクト先のページがアクセス元 (短縮 URL をクリックしたページ) を特定できなくなります。